足に違和感を感じる病気ってあるの?どんな原因でおこるの?

あなたは足に変な違和感を感じたことはありませんか?
突然ピリピリと痺れてきたり、虫が這っているいるような感覚があったり。

このページでは、一時的に起こる足の違和感や足の違和感を引き起こす病気についてまとめてみます。

足の違和感はどんな原因で起こるの?

足にいつもと違う違和感を感じた時、あなたが最も心配するのは「これは変な病気なんじゃないだろうか?」
ということだと思います。
まず、足に違和感を感じる代表例としては慢性疲労です。慢性疲労による足の違和感は重だるいようなかんじだったり、血の巡りが悪いような感じを受けます。
慢性疲労による足の違和感は立ちっぱなしでも座りっぱなしでも生じます。
また、ふくらはぎや下肢の筋力が低下している方は、血の巡りも悪い為この症状が起こりやすくなります。
ピリピリとした痺れや痛みが起こる場合は神経痛の可能性があります。
特に坐骨神経痛は加齢と共に起こりやすくヘルニア持ちの方は特に要注意です。
ヘルニアによる神経の圧迫や坐骨神経の周りの組織によって神経自体が圧迫されている場合に起こりやすくなります。

足の違和感を引き起こす代表的な病気

痛風
痛風は生活習慣病とも密接な関わりがあり、以前は更年期に多い病気でしたが最近では20代、30代の方も発症するようになってしまいました。
尿酸値が高い方の発症しやすく、特に親指の付け根の関節に尿酸結晶が沈着しやすい為起こります。
痛風の痛みは激烈なため、違和感と言うよりはすぐに通風とわかるはず。しかし、前兆としては軽い刺すような痛みが生じやすいのも痛風です。
糖尿病
糖尿病は足に違和感を感じる病気の代表格です。慢性的な高血糖によっておこる糖尿病は悪化すると下肢の切断というリスクもある為、
未然に防ぐ努力を求められます。糖尿病の三大合併症は腎障害、網膜症、そして神経障害で、特に神経障害によって足に違和感を感じることがあります。
脳血管障害の前兆症状
脳血管障害は脳出血と脳梗塞に分類されますが、これらの前駆症状として足の痺れが生じることがあります。
しかし、脳内出血、くも膜下出血、脳血栓、脳梗塞の前駆症状は単純に足がしびれるだけでなく、程度によっては軽い言語障害や嘔吐を伴うこともありますので
これらの症状が現れる場合はすぐに医師の診断を仰ぐ必要があります。
閉塞性動脈硬化症
四肢の血管の動脈硬化により痺れが生じることがあります。動脈硬化により血流が悪くなったり血管が詰まってしまうと、
末梢まで酸素や必要な栄養が送られなくなる為様々な障害がおこります。
頚椎症性脊髄症
脊髄が走る脊柱管が狭窄し神経が圧迫されることにより四肢に様々な違和感を生じます。
感覚神経に対する症状では手足のしびれや痛みが生じます。運動神経の場合であれば、手の細かい動きができなくなったり躓きやすくなったりします。
自律神経に対しても症状を及ぼす場合があり、膀胱直腸障害を生じることがあります。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアによっても下肢の痺れや痛みがおこります。どちらかというと腰だけの症状は少なく、下肢の違和感を伴うことがほとんどです。
咳やくしゃみひとつで痛みが強くなることもある為症状が悪化する前に早めの治療が必要です。
また、重いものを運ぶ仕事や同じ姿勢を取り続けることを強いられるような仕事が原因となったり、喫煙も誘因として考えられています。
むずむず脚症候群
更年期に発症しやすい病気のうち、足の違和感が主訴となる病気にむずむず脚症候群があります。
上に列挙したような症状や病気に全く当てはまらないのに、足に違和感を感じるという方はむずむず脚症候群の症状を見ると「これだ」と納得する方も多いかもしれません。
むずむず脚症候群はまだまだ認知されていない病気ですので知らない方も多いかもしれません。
むずむず脚症候群が起こる原因は一次性要因と二次性要因に分かれます。
一次性要因というのはむずむず脚症候群の症状が現れる根本的な原因のことを指しますので
ここではむずむず脚症候群の一次性要因についてまとめてみます。
一次性要因として挙げられるむずむず脚症候群の原因一覧
・鉄代謝異常
・ドパミン(ドーパミン)神経障害
・遺伝
・脊髄、末梢神経の異常
代表的な一次性要因は以上4つです。以下詳しく解説していきます。

鉄代謝異常
現在の医学でむずむず脚症候群の主な原因として考えられているのは快楽を司る神経伝達物質「ドパミン(ドーパミン)とドパミン受容体の合成がうまくいかないこと」とされています。ドパミンは必須アミノ酸などのたんぱく質から生成されますが、このドパミンを生成するお手伝いをするものが「鉄」なのです。(ドパミンの効果についてはドパミンの神経障害の部分で説明をします。)
本来健康的な身体を持っている方は体内で摂取されたアミノ酸などのたんぱく質から鉄の手を借りてドパミンの生成を行います。しかし、鉄代謝異常を起こしている方は神経伝達物質であるドパミンの生成をするときに鉄分の手助けを受けることができないので、ドパミンの生産量が少なくなってしまっているのです。(鉄代謝異常は鉄分の代謝がうまく言っていない状態のことを指します。これは生成される鉄の量が多かったり、少なかったりするものですが、むずむず脚症候群においては鉄不足(鉄欠乏性貧血)が原因であると考えるのが現状では妥当な判断です。)
鉄不足によるドパミンの生成量の確保ができないことがむずむず病の原因の1つです。

ドパミン神経障害
ドパミンの役割として広く知れ渡っているのは、「やる気の向上」「行動の根源的動機の形成」「快楽を感じる」等です。ドパミンのこの働きだけを見ると一見むずむず脚症候群の症状とかかわりが無いようにも思えますが、ドパミンの大事な役割を忘れています。それは「刺激の制限」です。

人の身体は大きな刺激と小さな刺激(痛み・かゆみ・痺れ・快楽等)の大小を区別できるようになっています。しかし神経伝達物質であるドパミンの生成や伝達に異常が出て神経障害を起こしてしまうと、身体が感じている刺激を大小の区別なく脳に伝達してしまうのです。小さな刺激に対し、普段制限をかけている部分が抑制され、その結果、脚に起きた些細な刺激などから脚や手の不快感を覚えている可能性があるのです。
感覚の部分なので、身体の中の何がどんな理由で刺激として伝わっているのかという部分はまだ解明されていませんが、ドパミンの神経障害がむずむず病の原因であるということが現在の医学で明らかになっている最も有力な原因です。

遺伝
むずむず脚症候群は完全に解明されている病気ではありませんが、遺伝的な要素が大きく関わっている可能性がある病気とされています。データによると、両親又は片親がむずむず脚症候群の方は7〜8割の確率でむずむず脚症候群を発症するとまで言われています。そんなむずむず脚症候群の遺伝的な要因で大きく関わっている部分は「鉄」に関する部分です。
「鉄代謝異常」のところでも紹介しましたが、むずむず脚症候群の原因には鉄分の保有量が少ない事が関わっていると紹介しました。遺伝的にむずむず脚症候群になるという方の多くは体内の鉄保有量や生成量に異常をきたしている方が多いのです。そのため、体内のドパミン生成量を確保することができず、むずむず脚症候群を発症してしまう事が多いと考えられています。

脊髄・末梢神経異常
脊髄は自律神経や運動系、知覚系の神経の伝達経路となっています。また、末梢神経は身体全体に張り巡らされており、「体性神経」と「自律神経」という2つの種類に分けられています。むずむず脚症候群に至っては脊髄の知覚系の神経と、体性神経に異常が見られることが考えられます。
というのも、むずむず脚症候群の主な原因として考えられているのがドパミン神経障害だからです。ドパミンは神経伝達物質なので、受けた刺激を分別し脳に伝達する働きを持っています。ドパミンの生成がしっかりとされていないことも大きな原因なのですが、脊髄や末梢神経の「知覚」の部分に何らかの原因が見られた場合には、脚にかかった本来なら伝えるべきでない刺激を「ほてる」「虫が這う」「しびれる」「かゆい」「むずむずする」といった例え辛いような刺激として脳に認知させてしまっている可能性があります。