イライラに効くサプリや処方される薬についてまとめました

サポニン
サポニンは、更年期だけでなくイライラ全般に最も適した成分と言えます。なぜならサポニンには、女性ホルモンだけでなく、副腎皮質ホルモンの分泌を促す為、自律神経のうちで副交感神経優位にする作用があるからです。つまり、自律神経が交感神経優位で興奮気味なところを副交感神経優位に調節してくれる作用があるということです。サポニンが最も豊富なのが田七人参と呼ばれる漢方でも処方される成分で、次いで高麗人参に豊富です。田七人参のサプリで最も有名なのが白井田七で、特に更年期のイライラ・ホットフラッシュ・末端冷え性の方に効果的なサプリです。

 

ローヤルゼリー
正確にはローヤルゼリーに含まれるアセチルコリン。アセチルコリンは神経伝達物質そのもので、イライラをはじめとするストレスの緩和作用があります。またローヤルゼリーの特有成分であるデセン酸やビタミンB群はイライラや不眠症にも効果的なことが知られています。ローヤルゼリーはやはりアサヒのローヤルゼリーが定番で間違いがないでしょう。

 

大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは美容に良い成分として有名ですよね。どうして美容に良いかと言うと、イソフラボンは「植物性エストロゲン」との別名がついているくらい、女性ホルモンのエストロゲンと似ている働きをするためです。大豆イソフラボンを体に取り入れることで、体内の女性ホルモンが増えたような状態になるため、美肌や新陳代謝アップなど美容全般に良いと言われています。
大豆イソフラボンのサプリで最も有名なのがキッコーマンの基本のサプリです。

 

エクオール
エクオールは、更年期障害の諸症状への効果が最近注目されている成分です。正確には、大豆イソフラボンが元なのですが、わかりやすく分けて紹介します。
大豆イソフラボンは、大きく分けて3種類に分かれるのですが、そのうちのダイゼインと言う成分が、代謝されたものがエクオールとなります。
エクオールは、女性ホルモンのバランスを整える上で重要な役割を果たし、エクオールの産生能力が高い人は、症状が軽い、もしくは全くないという研究も発表されています。

 

セントジョーンズワート
セントジョーンズワートは、うつで悩んだことのある方はなじみ深いかもしれませんね。ヨーロッパに自生するハーブで、気分の落ち込みに古くから利用されてきたことから、サンシャインハーブと言う別名もあります。セントジョーンズワートのサプリは海外でも幅広く浸透しています。ドイツでは、軽度の鬱に対して抗うつ薬より幅広く処方されています。作用については、まだわかっていない部分もあるのですが、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と同様の作用をすると考えられているようです。

 

マグネシウム
マグネシウムはイライラの軽減にとても効果のある成分だと言われています。と言うのも、体内のマグネシウムが不足すればイライラしやすくなり、イライラすることでさらにマグネシウムが失われてしまうからです。マグネシウム不足はこのような悪循環に陥ってしまうため、常に十分な量を体に入れておく必要があるのです。特に更年期障害の場合、その状態が確実に表れてしまいます。事実、マグネシウムは症状緩和に効果があるとの研究結果も出ています。食品で補う場合食材選びやメニューレパートリーなど大変なことも多いですが、サプリならば手軽に毎日続けられますね。

 

ギャバ
GABA(ギャバ)はちょっと前にチョコレートの成分としても有名になりましたね。不眠改善にも良く用いられている成分ですが、実はギャバが減少すると焦燥感や不安感が現れやすいというデータがあるようです。

 

ホスファチジルセリン
一番聞きなれない成分かと思いますが、このホスファチジルセリンもイライラや気分の落ち込みに有効とされています。これはリン脂質の一種で、細胞膜を形成する際に利用されます。脳細胞を活性化する為、集中力を上げる為に飲むという方もいらっしゃいます。

 

この他にも、脳の血流改善を促すいちょう葉エキス、そしてカルシウム、ビタミンB群などがサプリの成分として有名です。イライラしたら牛乳を飲めとは昔から言われていることですが、こういった成分はバランスよく摂ることが大切ですので、サプリメントは単一成分ではなく、色々な成分が配合されていることが多いのです。

イライラやうつの治療で処方される薬

エストロゲン単剤・プロゲステロン単剤

サプリメントや漢方薬だけで治療できれば理想的ですが、症状が重い場合やどんどん進行しているような時は、やはり病院に行く必要があります。専門医を訪れ、まずはホルモン値を計り、診断を受けてからの治療スタートとなります。主にホルモン補給の治療が行われ、「エストロゲン単剤」や「プロゲステロン単剤」を処方されます。エストロゲン単剤とプロゲステロン単剤どちらも使うパターンもあり、それぞれの症状により変わります。飲み薬は効果的ですが、胃腸や肝臓に負担がかかるためそれらが悪い人には経口薬は向いていません。その場合経皮剤、つまり貼り薬や塗り薬が処方されます。ホルモン注射もあるので、どれにするかは専門医との相談、そして経過を見ての治療となります。

プラセンタ療法

プラセンタ療法は、市販のサプリを飲むものではなく(病院によっては置いてあることもある)プラセンタエキスを注射するものです。注射にはヒトプラセンタを注射しますが、それ以降献血ができなくなるというリスクがあります。また感染症のリスクもあり、医師からは同意書のサインを求められることになるでしょう。

抗うつ薬や抗不安薬

イライラは、心の沈みにも繋がります。イライラの怒りが、ある日突然鬱状態に変化することもあるのです。そんな場合は心療内科・精神科で抗うつ薬や抗不安薬が処方されます。私自身がうつ病なのと母が更年期障害なのでよくわかるのですが、おそらくジェイゾロフト、デパスなどが処方されるでしょう。精神薬に抵抗のある方もいらっしゃるかと思うので、まずは漢方やサプリを始めてみて、あまりに症状が重いようでしたら、病院でこういった薬の処方を受けるのも良いと思います。
またカウンセラーによるカウンセリングも、イライラや悲しみなど心の症状緩和にとても効果があります。
心のイライラはただ機嫌が悪いだけ、周りからはそうとらわれがち。カウンセラーに思いのたけを話し尽くし聞いてもらうだけでも、心は軽くなるものです。また、良いアドバイスももらえて心強いでしょう。イライラは時間が経てばいつか終わります。しかしそれが一年後か、三年後か、もっと長いか分かりません。サプリメントや漢方から始めて、それでもイライラが治らないなら専門医に相談、そんなステップならどれが自分に一番の改善方法・治療方法かよく分かるでしょう。