男性の更年期障害は何歳から症状が現れる?テストステロンを増やすことが予防につながる?

更年期障害は女性の病気と言うイメージが強いですよね。むしろ女性だけの病気、そんなふうに思っている人だって少なくないでしょう。特に男性は、「更年期障害なんて自分とは関係ない」なんて思っていませんか?

たばこで肺がん、お酒で肝臓病、血圧や糖尿を気にしていても、更年期障害は眼中になし。そんな男性は多いはず。しかし、男性も更年期障害になるというのは知っておいた方が良いかもしれません。

近年では男性の更年期障害発症率が増加傾向にあります。男性の更年期障害は認知度が低いだけに、気づきにくくとても厄介。早期発見早期治療が更年期障害の対策に重要ですから、男性でも気を抜かず更年期障害の知識を持っておかなければなりません。
-目次-
男性が更年期障害にかかりやすい年齢はいつ?
男性更年期障害の症状は3つに分けて考える
テストステロンを増やし男性更年期障害を予防するにはどうしたら良いの?

また、男性更年期障害特有の性症状であるED(勃起不全)に悩んでいる方やサプリメントを探している方は以下の記事を参考にしてください。
男性更年期障害のED(勃起不全)治療の市販薬や改善できるサプリメントはあるの?

男性が更年期障害にかかりやすい年齢はいつ?

女性は閉経前後が更年期と呼ばれ、更年期障害が発症しやすい年齢です。多くが50歳前後で、女性ホルモンのエストロゲンが激減してしまうためです。しかし男性の場合、月経はありませんし閉経も関係ありません。ではなぜ、男性でも更年期障害になってしまうのでしょう?

テストステロンという男性ホルモンをご存知でしょうか?このテストステロンが、男性の更年期障害に大きく関わってきます。女性が18歳くらいからエストロゲン増加により女性らしいからだつきになるのと同じように、男性も同年期頃からは体内のテストステロンが大量に分泌されて、男性らしい体つきになっていきます。

しかし年齢とともに女性の体内からエストロゲンが減少していくように、男性も体内のテストステロンが減っていきます。老化とともに減少するのはとても自然なことですが、自然な現象ではなく唐突に激減してしまうことがあり、その時に更年期障害が発症することがあります。

男性の更年期障害がおこりやすい年齢は、女性のプラス10歳と考えられています。およそ40歳後半から50代に多いとされています。もちろん個人差がありますので、30代後半もしくはもっと年を取ってから症状が現れる可能性があります。

なぜなら、男性ホルモンであるテストステロンは、20歳を過ぎるころから徐々に分泌量が低下してくるからです。しかも厄介なのが、テストステロンの分泌量はストレスと密接に関係していて、強いストレスを受けるとテストステロンの分泌量が低下することが分かっています。

これはつまり、家庭内でのストレスや仕事のストレスが男性更年期障害の発症に関係があることを意味しています。ただ女性の更年期障害と同様に人それぞれ症状の重さは違いますし、更年期障害そのものに全くならない男性も数多くいます。

男性の更年期障害はホルモン値を調べることで診断できます。疑いがあれば、一日も早く医師に診察、診断してもらうことが大切です。まず、男性の更年期障害は誰にでも起こる可能性があること、原因は男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が減少すること、テストステロンはストレスを受けることによって分泌量が減少すること、男性の更年期障害の症状が現れる年齢は大体40代後半から50代だが、テストステロンの分泌量が急激に低下した場合はもっと若い年齢でも起こり得るというのは頭に入れておくと良いです。

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男性更年期障害の症状は3つに分けて考える

男性の更年期障害は、身体症状、精神症状、性症状に大別されます。
精神症状

イライラ・不安感・焦燥感・抑鬱・拒食・過食・不眠・浅眠・集中力の低下・決断力の低下・無気力・倦怠感・落胆・神経過敏

典型的だと言われているのが鬱状態です。特に理由もないのに心が沈む、落ち込む。何をしていても楽しくない。集中力がなくなり、好きなテレビ番組もつまらない、趣味の読書が続かない、コレクション品に急に興味がなくなった…。

こんな鬱状態が、男性の更年期障害で一番よく見られる症状です。また、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も起きたり、全然眠れなかったり、不眠症になることも。悪化すれば本当の鬱病になってしまうので、そうなると治すのも時間がかかってしまいます。

また、仕事盛り真っ只中の方や中間管理職の年齢層ともちょうどクロスオーバーする為、仕事のストレスも強く男性更年期障害に繋がりやすい時期とも言えます。

特に仕事をしている方は、仕事に対する集中力がなくなった・些細なミスや物忘れを頻繁に自覚するようになった・仕事に対する熱意や興味が薄れてしまった
といった悩みを抱える方も多いようです。
身体症状

多汗・のぼせ・ほてり・動悸・めまい・耳鳴り・頭痛・メタボ・息切れ・持久力低下・筋力低下・関節痛・易疲労性・高血圧・吐き気・痺れ・冷え
男性更年期障害も身体症状が現れやすく、良くみられる症状は女性の更年期障害とほぼ変わりはありません。自律神経系の不調による症状で、出勤時や会議中に突然大量の汗をかく・突然の動悸やめまいに襲われる・気付いたら筋力がかなり落ちていて体つきも変わってしまったという方も多いのではないでしょうか?

また、男性更年期障害の原因であるテストステロンの減少は様々な病気の引き金になることもわかっています。最たる例は内臓脂肪の増加です。筋肉量も低下して内臓脂肪が増えることによりメタボリックシンドロームの引き金になり得ます。

ひいては、糖尿病や動脈硬化・狭心症と言った命の危険に関わるような病気の引き金になりかねません。
性症状

性欲減退・勃起不全・なかおれ・朝立ちしない・頻尿
男性特有の更年期障害の症状が性症状です。前立腺は男性にしかないもので、場所は膀胱の下側にあります。尿道の近くに囲むよう存在しているために、おしっこが出にくい、残尿感がひどい、頻尿、などの症状が不快に思えるほど強く出てきます。ただの尿問題として片付けられないレベルになり、日常生活に支障をきたすこともあるのであなどれません。


男性ホルモン=性欲、そんなイメージは強いですし、事実でもあります。少年期には感じられなかった性欲が青年期にかけて強く出てくるのもまた、男性ホルモン分泌が増加するためです。となるとつまり、男性ホルモンであるテストステロンが減少・激減することで性欲も減少・激減してしまうのです。

更年期とは言え老年期では決してありません。まだまだ男盛りの中、性欲の低下は男性としての自信喪失に繋がりかねません。また、男性特有の強い心、攻撃性なども男性ホルモンの減少とともに低下するため、性格が大人しくなる場合もあります。

勃起能力を維持するためには一酸化窒素(NO)が不可欠なのですが、テストステロンが減少することで一酸化窒素の産生も減少してしまいます。一酸化窒素は血管壁をきれいに保ち血流にも関係してきます。性症状が出るということは、血管自体も劣化している可能性が高く、心筋梗塞や狭心症と言った疾患のリスクも高まっているかもしれません。

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テストステロンを増やし男性更年期障害を予防するにはどうしたら良いの?

男性の更年期障害の原因は前述通りテストステロンの減少が原因ですが、間接的な要因も数多くあります。例えばストレス。仕事や人間関係、家庭内でのトラブルなど大きなストレスを抱えると、ホルモンのバランスが乱れてしまいテストステロンの分泌が減ってしまいます

他、運動不足も要注意。運動不足のせいで体調不良が起これば、ホルモンも異常を起こしてしまうことが多々。年齢とともに体内からテストステロンが減少するのは自然なことですが、これら間接的な要因を取り除くことで更年期障害の発症率を下げることが可能です。

まず、ストレスをためない生活が大事。とは言え社会に出ればストレスなしなんて無理な話。出来るだけ考え込まないよう、意識しましょう。そしてストレス発散方法を見つけること。カラオケで大声を出す、仲間と集まる(ただし飲み過ぎは注意!)、自分のために思い切って大きな買い物をする…。

ストレス発散は、ホルモン異常予防になります。また、出来るだけ睡眠時間を多く取るようにして、肉体的なストレス・疲れも溜めこまないようにしましょう。運動不足の解消も大事で、ウォーキングから始めてみては?エレベーターではなく階段、車ではなく自転車、そんなちょっとした工夫でもOKです。まずは体を動かしましょう。

テストステロンの分泌量が多い男性の傾向は、若いころの自分そのものかもしれません。
好奇心や冒険心が旺盛・勝負事が好きで負けず嫌い・常に前向きで上昇志向が強い・まわりからの人望も厚くリーダー気質・・・。

男性の身体に対するテストステロンの役割として知っておきたいこととして
・筋肉量の増加
・快楽の増加
・気力の増加
・痛みを和らげる作用
・体毛を濃くする
・闘争心を掻き立てる
といったものがあります。これらはまさに男性が男性たる所以とも言える重要な要因です。
ですから、テストステロンが減少するとひげが伸びるのが遅くなったりという影響を与えてきます。

しかし、テストステロンは男性更年期においても減少を食い止める方法がない訳ではありません。病院では男性ホルモンを補充するホルモン補充療法が行われますが、日々の生活でテストステロンを増やすために出来ることがあります。

1.筋トレをする
筋トレをすることによってテストステロンの分泌量を上げることが出来ます。
筋肉増大にテストステロンは必要ですから、筋トレによって破壊された筋肉が修復される際にテストステロンの分泌が盛んになります。
2.食事に気を遣う
バランスの良い食事はもとより、肉や脂質を多めにとることにより筋肉を増やすことにも貢献します。
3.良く眠る
質の良い睡眠はテストステロンの分泌も促します。睡眠時間をたくさん確保するだけでなく、睡眠の質にこだわりたいところ。マットレスや枕にこだわって自分にあっている寝具を探したり、出張先で良く眠れたなと感じたホテルを思い出してみたり。耳栓やアイマスクを利用して睡眠の質を底上げするのも手です。

私達は日々様々なストレスに晒されていますが、もしかしたらやる気が出なかったり目標を持てなくなってしまったのはただ年を取ったからではなくて、テストステロンの分泌量が加齢によって低下してきた結果と言えるかもしれません。

男性の更年期障害を予防するだけでなくいつまでも男らしく生きていく為にも、
ひとつづつ見直しを計ってみるのも良いのではないでしょうか。

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